2018/08/23

花火大会と言ったら夏の風物詩。
「たまや~」なんて言ったりして、浴衣着て、花火のプログラムを見ます。
けれど、同じ花火大会でも、花火師の花火大会。
花火競技大会というものが、秋、熊本県八代市でおこなわれるのをご存知でしょうか。
花火師の花火大会
3部門あり、
- 10号玉の部
- 5号玉の部
- スターマインの部
と分かれています。
・・・と言われてもわかりませんよね。
まずは、10号?5号?
花火玉は、大きさによって3号、4号・・・など「号数」で呼ばれています。大きいものは、尺で呼ばれます。
例えば、3号だと、花開くと半径30mの大きさ。30号は、半径275mにもなる大きな花火です。
5号玉は、190mの高さで半径85mの花が開く花火です。
10号玉(1尺玉)は、330mの高さで半径160m花が開きます。
世界一大きな花火玉は、新潟県の片貝まつりで打ち上げられる40号玉(4尺玉)というもので、花火が開く半径350m以上もの大輪の花が広がるそうです。
でかい・・・。
そして花開く時の音と風がすごいですね。
生で聞いたら、心臓にまで振動が来そうです。
一度は見てみたいものです。
スターマイン・・・?
よく耳にする言葉ではないでしょうか。
スターマインとは、速射連発花火のことです。
いくつもの花火を組み合わせて、連続的に打ち上げる花火です。
豪華で、どんな花火大会でも目にしている花火ではないでしょうか。
評価基準は?
気になる花火の評価基準ですが、公式には乗っていませんでした(´・ω・`)
ただ、花火競技大会はいろんなところでやっていた、土浦市の花火大会の良い花火の条件なるものがあったので、これに沿った評価をされているのではないかと予想されます。
http://www.tsuchiura-hanabi.jp/chishiki/tanoshimikata/
座り、盆、肩、消え口。
なかなか気にしてみたことがなかったですが、いろんな条件があるんですね。
勉強になりました。
どんなふうに進んでいくの?
花火競技大会では、単品の花火がたくさん揚がります。
会場に大きなスピーカーが設置されていて、そこから司会者さんが次の作品は「〇〇の▽▽の〇〇玉です」みたいな紹介があり、どどーんと花火が上がります。
こんな感じです。
こんな形で、いろんな花火が上がります。
もちろん、↑の動画のような菊(たぶん)だけではなく、牡丹だったり、型物だったりもあります。
私が見に行ったときは(もう7年近く前・・・)はくまモンが出てきた頃だったので、くまモンの花火などがありました。
(写真はうまく取れてなかったので、割愛><)
音楽に合わせたミュージック花火などももちろんあります。
もちろん最後には、花火師たちによる、余興からのフィナーレがあり、お腹いっぱいに花火を見ることができます。
有料観覧席もあるので、ぜひ一度行ってみてください。
http://www.kinasse-yatsushiro.jp/hanabi/
日本三大花火競技大会
—-と、まるで八代の花火大会が、いちばん有名かのように紹介しましたが、実は八代の花火大会は、日本三大花火競技大会には含まれていません。
では、ここで日本三大花火競技大会を紹介しましょう。
全国花火競技大会(秋田)
https://www.oomagari-hanabi.com/
秋田の花火競技大会です。
1910(明治43)年に始まり、中断はありましたがもう92回目の開催となる昔からある花火大会です。
一年をかけて作られる大会のスターマインは、一度は見ておきたい花火です。
土浦全国花火競技大会(茨城)
http://www.tsuchiura-hanabi.jp/
先ほどのリンクでも紹介した、土浦の花火大会です。
こちらも今年で87回目となる、大きな大会です。
19時からある、スターマインが複数の箇所から同時に打ち上げられるときの迫力は圧巻です。
ぜひこちらも見ておきたい花火大会です。
伊勢神宮奉納全国花火大会(三重)
http://www.city.ise.mie.jp/hanabi/
最後は今年で66回目を迎える、伊勢神宮奉納全国大会。
こちらも、八代の花火大会のように有料観覧席があるので、そこで花火をじっくり楽しむことができます。
動画で見る花火もきれいですが、やはり、あの爆風と心臓にくるあの音は 生でしか感じることができません。
ぜひ、生で花火を楽しんでください。